植物療法士になるためには?(必要な資格と仕事内容)
ヨーロッパでは国家資格となっている植物療法士の資格ですが、日本では民間資格しか今のところはありません。
植物療法士の資格を取得するためには、植物療法講座などを受けることが必要です。
植物療法士認定試験に受かるために、初級の講座や上級の講座が準備されています。講座の中では、アロマテラピーやハーバリズムについて、さらには生理学や皮膚科学について幅広く学んでいきます。生理学の中では、筋組織や神経組織について掘り下げていき、消化器系や内分泌系についても学習します。
国際植物療法協会の認定講座を受講したり、検定試験に合格したりすることによっても資格を得られます。
植物療法士になるための、フィトテラピースクールなどもありますので活用しましょう。スクールを通して、フィトテラピーアドバイザーやフィトセラピストメディカルの資格を得たりすることが可能です。
植物療法士になると、どのような仕事をしていくのでしょうか。
アロマとハーブといった天然の植物を使って、高齢者や手術をして療養している方のケアをするのが主な仕事内容です。介護施設や病院で、入居している人たちが、精神的にリラックスして時間を過ごすことが出来るように、サポートをしていきます。
アロマやハーブと聞くと、香りを通して治療をしていくと考えがちですが、ハーブ茶やハーブを使った料理を使って治療をしていくこともあります。この仕事をしていくには、症状に合わせてどのハーブをどのように調理したら良いか、ハーブをどんな組み合わせで使ったら良いかなどの、確かな知識が必要になります。
最近は、認知症にもアロマやハーブが効果的であることが、分かってきています。病院で処方される薬と違って強い副作用が無いために、安心して使用することが出来、高い人気があります。
植物療法士の活躍の場は、今後医療や介護の分野でさらに広がっていくことでしょう。
治療だけではなく、独自で教室やセミナーを開いて、植物療法士について知ってもらうような活動も大切な仕事です。植物療法士の資格についての認知度を上げていくためにも、日頃から植物園などに行き、新しい知識を得続け、多くの人と共有していくことも重要です。
ヨーロッパを中心に植物療法士のニーズは高まっているので、いずれ日本でも需要が大きくなっていくことでしょう。今のうちに植物療法士の資格を取得して、仕事をしながら経験を積んでいくことで、より活躍の幅を広げることが出来るでしょう。
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